初めての一人暮らしで子供と親がすれ違う条件 2位は「学校までの距離」、1位は?:築年数や間取りは(1/2 ページ)
不動産情報サイトを運営するアットホームは、「初めての住まい探し(一人暮らし)で、学生の親子がすれ違う条件」の調査を実施した。その結果、ランキングの1位は……?
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
不動産情報サイトを運営するアットホーム(東京都大田区)は、全国の自社加盟店を対象に「初めての住まい探し(一人暮らし)で、学生の親子がすれ違う条件」の調査を実施した。その結果、ランキングの1位は「セキュリティー設備」、2位は「学校までの距離」、3位は「治安面」となった。
一人暮らしを始める学生の親子で意見がすれ違う条件
一人暮らしを始める学生の親子で意見がすれ違う条件を調査したところ、1位は「セキュリティー設備」(36.1%)だった。
加盟店からは「学生の場合は初めて一人暮らしをするケースが多く、親は大変心配している印象を受けた」「親はセキュリティー重視の物件を希望していたが学生はそこまで重要視していないため、住まい探しにおいて重視するポイントのズレが発生した」「学生は築浅でオシャレなデザイナーズ物件を望むが、親は外観にこだわらずにオートロックやTV付モニターなどのセキュリティー重視の物件を望むため意見が対立しやすい」といったコメントが寄せられた。
2位は「学校までの距離」(31.9%)で、加盟店からは「学生は学校から少し遠くても、アルバイト先や繁華街が近いエリアを希望する」「親は交通費の節約にもなるので、学校から近い方が良い」「親は学校近辺を望むが、学生は多少電車で離れた距離でもプライベート、アルバイトなど利便性を重視しているようだ」といった意見があった。
3位は「治安面」(31.1%)で、加盟店からは「学生は商店街の近くなど人通りがあれば問題ないという意見だが、親は静かな住宅街など治安面を重視する方が多い」「親は防犯面や治安面を強く重視するが、学生はそこまで強いこだわりがない」という声が見られた。
関連記事
- カット1650円の「QBプレミアム」が、過去最高を更新しているワケ
ヘアカット専門店「QBハウス」ではなく、「QBプレミアム」という店ができていることをご存じだろうか。既存店の課題を解決するような店をオープンしたところ、客数は右肩上がり。どんな特徴があるのかというと……。 - イオンの「最低賃金以下」問題から見える、“安いニッポン”の無限ループ
イオン九州が、パート従業員を最低賃金よりも低い時給で募集していることが明らかになった。とはいっても、これは単純なミス。システムの更新がきちんとできていなかったので、過去の“安い時給”が表示されていたわけだが、筆者の窪田氏は「見過ごせない出来事」だと指摘している。どういうことかというと……。 - なぜ「時速5キロの乗り物」をつくったのか 動かしてみて、分かってきたこと
時速5キロで走行する乗り物「iino(イイノ)」をご存じだろうか。関西電力100%子会社の「ゲキダンイイノ」が開発したところ、全国各地を「のろのろ」と動いているのだ。2月、神戸市の三宮で実証実験を行ったところ、どんなことが分かってきたのだろうか。 - 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。 - “売れない魚”の寿司が、なぜ20年も売れ続けているのか
魚のサイズが小さかったり、見た目が悪かったり――。さまざまな理由で市場に出荷されない「未利用魚」を積極的に仕入れ、宅配寿司のネタにしているところがある。しかも、20年も売れ続けていて……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.