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感染対策に1.7億円! コロプラが目指した『出社したくなるオフィス』の全貌:オフィス探訪(3/5 ページ)
コロプラは2月、東京・六本木のミッドタウン・イーストにオフィスを移転した。感染症対策に特化しつつ円滑にコミュニケーションがとれる空間を目指した。新オフィスの仕掛けとは?
来客用会議室には『コロニーな生活』のアイテム名称
6階には、オフィスエントランスと来客用会議室を設置。同社のコーポレートキャラクター「クマ」と共に、創業者の馬場功淳会長が個人で運営していた『コロニーな生活☆PLUS』を支えた初期サーバ「HAKASE」が飾られている。
13ある会議室には、「広大な大地」「豊作の秋」「星降る夜空」といったネーミングを付けた。これらは、同社が運営する位置情報ゲーム『コロニーな生活』に登場するアイテム名称だ。
また、各部屋のドアノブには、ちょっと変わった器具が付いている。これは、肘をくぼみに入れてドアノブを操作できるようにしたもの。
接触感染を防ぐ対策として全てのドアを自動ドアとする案も検討したというが、コスト面などを考慮し出入りが多いドアに限定。その他のドアには上記のような器具を設置することで、ドアに触れる機会を可能な限り少なくした。
こだわりは、天井裏にもあるという。何やら大きなダクトが所狭しと配置されている。実はこれも感染対策の一環。空気感染を防ぐため追加工事を行い、排気量の増強を図った。
ダクト効果は感染対策だけでなく副次的な効果ももたらした。室内の二酸化炭素濃度が低下したほか、調湿機能も向上。2月の湿度は移転前の30%から50%に増加したという。
また、福利厚生の一環として国家資格を持つマッサージ師が常駐する「Kuma SPA」を設置。社員であれば週に1回まで就業時間内にマッサージを受けられるようにしている。
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