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職場でパワハラ経験66% 「精神的な攻撃」が最多:泣き寝入りも多数(2/2 ページ)
職場でパワハラ被害を受けたことがある人は7割弱――。そんな結果が、転職エージェントのワークポートの調査で分かった。
パワハラ防止策への満足度は?
勤務先がパワハラ防止に「取り組んでいる」と回答した人に対し、取り組みへの満足度を尋ねたところ、「まったく満足していない」が25.5%、「あまり満足していない」が35.7%となり、61.2%が不満を抱えている現状が分かった。
理由は「通報後の措置が不十分だった」(20代男性・教育)など、対策の実効性の無さを嘆く意見が大半を占めた。また、「誰が何を相談したかが噂になっていた」(40代女性・システムエンジニア)など、匿名性が保たれていない会社もあった。
希望するパワハラ防止策の具体例では、「部下が上司を評価する制度」(40代女性・事務)や、「当事者だけでなく管理者も責任を負う。当事者が経営者や役員であっても罰則を適用される仕組みや機関がほしい」(男性40代・営業)といった意見が寄せられた。
企業のパワハラ防止措置をめぐっては、2020年6月に大企業を対象に「パワハラ防止関連法」が施行。しかし、いまだに職場のパワハラに悩む人が多い状況が調査から分かった。同関連法は、22年4月から中小企業にも施行され、義務を怠った場合には企業名が公表される。企業側には中身の伴った適切な対応が求められそうだ。
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