「派遣の求人が改善した」6割、具体的には?:妥協できない条件(1/2 ページ)
エン・ジャパンは、「派遣の求人状況」に関するアンケート調査を実施した。派遣情報サイトを利用しているユーザーに聞いたところ……。
エン・ジャパンは、「派遣の求人状況」に関するアンケート調査を実施した。同社が運営する派遣情報サイトを利用しているユーザーに聞いたところ、62%が「以前より求人状況が良くなっている」と回答した。
良くなっているポイント
求人状況改善を実感した理由として、最も多かったのは「仕事の情報件数が増えた」(61%)。求人件数が増加することでユーザーの選択肢も増え、希望条件に近い仕事が選びやすくなっているようだ。
「仕事の情報件数が増えた」と答えた人からは「このご時世にもかかわらず、いろいろな選択肢があり選びやすかったです」(25歳)、「一時期コロナで求人が少なくなったように感じたが、コロナ関連の給付金やワクチン会場、電話対応などの官公庁案件で多数募集している」(29歳)、「在宅勤務やダブルワークが増え仕事が選びやすくなった」(37歳)といった声があった。
2位は「勤務曜日・時間・契約期間などの選択肢が増えた」(49%)、「未経験でチャレンジできる求人が増えた」(33%)と続いた。「勤務曜日・時間・契約期間などの選択肢が増えた」と答えた人からは「入りたいときにすぐ入れる仕事が増えた」(24歳)、「子どもが幼稚園のため働ける時間は限られるが、柔軟に対応してくれる企業が多く選択肢が増えた」(37歳)といったコメントがあった。
「未経験でチャレンジできる求人が増えた」という人からは「スキルが求められる仕事が多かったが、未経験OKが増えた気がする」(23歳)、「未経験でも在宅の仕事ができる」(33歳)などの意見があった。
4位に「時給や給与が上がった」(33%)、5位に「待遇・福利厚生などが良くなった」(9%)がランクインし、給与や待遇に関する改善を感じた人もいるようだ。
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