“外泊すると家賃が下がる”賃貸 東急が東京・押上に第2弾:Re-rent Residence押上
東急は3月16日、多拠点生活者向けの賃貸住宅「Re-rent Residence押上」(東京都墨田区)を開業した。
東急は3月16日、多拠点生活者向けの賃貸住宅「Re-rent Residence押上」(東京都墨田区)を開業した。2021年に開業した「Re-rent Residence渋谷」に続く第2弾。外泊数に応じて家賃を減額する「リレント機能」のあるサービスアパートメントとして、サブスク型住居の運営を行うUnitoが運営する。
「Re-rent Residence押上」では、物件オーナーに安定家賃保証、空室保証を提供するサブリース事業による形態を導入。この事業スキームを採用することで東急は自社で保有する資産に限らず開業できるようになり、同物件シリーズの戸数拡大が可能となるとしている。
同物件の特徴である「リレント機能」とは、入居者が外泊時に自室をホテルとして貸し出すことで、家賃が外泊数に応じて減額するシステム。
外泊中、入居者の所有物は鍵付き収納に保管され、Unitoが宿泊者を募集し、清掃したうえで部屋の貸し出しを行う。宿泊利用者は通常のホテル同様に宿泊できるという。
Re-rent Residence押上は、とうきょうスカイツリー駅から徒歩4分のところにあり、生活に必要な家具・家電がそろったワンルームタイプ(19〜20平方メートル)で部屋数は8つを用意。賃料は11万2000円/月〜で共益費、水光熱費、Wi-Fi使用料、初期費用などが別途発生する。外泊時の割引額は3000円/日(上限4万5000円/月)。
宿泊者の利用がない場合でも、外泊数に応じて家賃は減額される。例えば、1カ月の基本料金が11万2000円で、外泊数が15日の場合(3000円×15)、実際の家賃は6万7000円となる。
21年6月に賃貸を開始した「Re-rent Residence 渋谷」は、6部屋の募集に対して、約5倍となる32件の問い合わせがあったという。昨今のワークスタイル、ライフスタイルの変容から多拠点生活へのニーズは高まっており、22年3月1日より新たに3部屋を追加した。
同社は「今後もRe-rent Residenceを東急線沿線および沿線外に展開・拡大することで、多様化する暮らしへのニーズに応じた自由で豊かな暮らしの実現に貢献したい」としている。
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