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旅行会社は苦戦しているのに、なぜ一休の取扱高は「微増」だったのか週末に「へえ」な話(5/5 ページ)

新型コロナの影響を受けて、旅行会社は軒並みダメージを受けている。そんな中で、宿泊施設の予約サイトを運営する「一休」の取扱高を見ると、少し伸びているのだ。旅行をする人が大幅に減少したのに、なぜ同社は伸ばすことができたのか。その秘密に迫ってみると、「猫パンチ」がでてきて……。

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21年度も取扱高は「微増」

 そんなこんなで、ユーザーの利用金額が伸びていることも大きい。ちょっと古いデータになるが、10年と17年の数字を比較すると、年間40万〜79万円使う人は3.7倍も伸びている。80万〜199万円使う人は5.3倍、200万円以上は10.0倍、それぞれ増えているそうだ。


顧客1人当たりの利用金額(出典:一休)

 さて、21年度の取扱高の見通しはどうなっているのだろうか。旅行需要が完全に復活したわけではない中で、2年連続で「微増」になりそうだという。となると、ちょっと気が早いが、22年度はどうなるだろうか。

 コロナの感染広がりによって業績は左右されるだろうが、2度あることは3度あるということで、また「微増」なのか。それとも3度目の正直として「大幅増」なのか、それとも「減少」に転じるのか。

 いずれにせよ、過去最高を更新するために「数多くの猫パンチ」を打ち続ける――。このことに、変わりはなさそうだニャ。

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