インタビュー
576通りのフタで売り上げ増 明治 エッセル スーパーカップとモンストのコラボが成功した3つの理由:ロングセラーの挑戦(3/5 ページ)
「明治 エッセル スーパーカップ」が初のIPコラボに取り組んだ。ミクシィが運営するスマホアプリ「モンスターストライク」とのコラボキャンペーンを実施。その理由は? 担当者を直撃した。
成功の要因として挙げる3つのポイント
「スマホゲーム」と「カップアイス」、一見すると親和性がないように思えるが、今回の施策はなぜ成功したのか。両社はその要因として3つのポイントをあげる。
1、576通りのオリジナルパッケージ
今回のキャンペーン最大の特徴は何といってもパッケージデザインの多さだ。モンストのキャラクターをデザインした外フタと内フタをそれぞれ24種類用意。全部で576通りの組み合わせを楽しめるようにした。
明治 エッセル スーパーカップではこれまでも、パッケージを活用したキャンペーンを実施してきたが、これほどの規模は今までになかったという。また、モンストにとっても、コラボパッケージ史上最大の組み合わせ数となった。
山本氏は「576通りを目指したというよりは、結果そこに行き着いたところがある」と振り返る。
「内フタには、何が出るか分からない“ガチャ要素”があると考えていました。モンストはデジタル上のスマホゲームですが、遊び要素やゲーム性をリアルでも体験できるようにしたいと考えていた時、出てきた種類が576通りの組みあわせでした」(山本氏)
また、576通りのラインアップは、ついつい集めたくなる“コンプリート欲”を刺激する効果もあった。
モンストには同種類のモンスターを集め、「ラック(運)」を上限値の99に到達させる「運極」というシステムがある。キャンペーンに参加した人の中には運極をまねて、特定のキャラクターが描かれたデザインだけを集める人もいたという。
関連記事
- たばこを吸いながら働ける“サテライトオフィス” JTやダイキンが手掛けた「ハイスペック喫煙室」の特徴は?
三菱地所リアルエステートサービスは3月18日、東京都世田谷区に個室型サテライトオフィス「REALab powered by point 0 二子玉川」をオープンする。同施設では、喫煙可能フロアを設置するという。その狙いとは? - 食品ロスを減らそうとしたら宿泊客から「料理がないぞ!」 朝食ブッフェの“深刻”なジレンマ
コロナ禍で変化したホテルの朝食ブッフェ。筆者がリピートしているビジネスホテルでもある変化があった。その理由とは……。 - 「クレジットカード」の利用で後悔したこと 2位「支払い能力を超える利用」、圧倒的1位は?
Agooraが運営する「クレジットカードおすすめ比較隊」はクレジットカードを所有し、何らかのトラブルや後悔を経験している人を対象にアンケートを実施した。 - 次に買いたい車 ダイハツ「タント」を抑えて1位になったのは?
ソニー損害保険が実施した「全国カーライフ実態調査」。主に運転している車のボディータイプを聞いたところ「軽自動車」が41.3%で最多となった。次に買い替える時に購入したい車は? - シリーズ累計30億本超 「クラフトボス」誕生のきっかけとなった予想外な“若者の本音”
サントリー食品インターナショナルが発売する「クラフトボス」のシリーズ累計販売本数が30億本を突破した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.