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「世界一快適なシューズ」と評価された「Allbirds」 徹底した“環境配慮”の理念に迫る:日本でも展開(2/5 ページ)
Allbirdsは、2016年に米・サンフランシスコで創業した靴のD2Cブランド。20年に東京・原宿への初出店を果たし、同店の売り上げが世界一を達成した。環境配慮に徹底した企業理念が支持されている。
なぜ「世界一快適なシューズ」と呼ばれるのか
米Time誌が「世界一快適なシューズ」と紹介したシューズブランド、Allbirds。素材にはニュージーランドのスーパーファインメリノウールを使い、肌に触れる内側はとても柔らかく、外側には汚れを防ぐ技術が取り入れられています。
Allbirdsが世界一快適なシューズといわれる理由は、次の通りです。
- 通気性に優れ、軽量
- 伸縮性がありさまざまな足の形にフィットする
- 寒いときには暖かく、暑いときには涼しく
- においがとどまらない
- 汚れにくい外装作り
- 洗濯機で洗える※ただしインソール(中敷き)は外す
- シンプルなデザイン
そしてAllbirdsの最大の特徴は、徹底した環境配慮です。具体的には次のような目標を掲げ、取り組んでいます。
Allbirdsが掲げる環境に関する目標
「再生型農業」(カーボン削減のために農業形態を転換)
1.再生型農家からのウールを100%使用
2.ウールの年間カーボン排出量を100%削減もしくは吸収
「再生可能素材」(天然素材を石油ベース素材の代わりに使用)
3.サステナブルな手法で調達された天然もしくはリサイクル素材を75%使用
4.主要原料のカーボンフットプリントを25%削減
5.シューズ及びアパレル製品の素材使用量を25%削減
6.シューズ及びアパレル製品の寿命期間を倍にする
「環境的責任のあるエネルギー」(より環境に配慮した燃料及び電気を少量で使用)
7.「自社所有及び稼働」施設で再生可能エネルギーを100%使用
8.主要工場で再生可能エネルギーを100%使用
9.製品輸送の95%を海上輸送にする
10.Allbirdsアパレル製品について、顧客の100%が常温洗濯、そして50%が自然乾燥
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