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セブン&アイHD、そごう・西武の売却意向を表明 イトーヨーカドーはどうする?海外コンビニエンスストア事業が好調(2/3 ページ)

セブン&アイHDは2022年2月期通期の連結決算を発表した。海外コンビニエンスストア事業が好調で、前年比130.5%と大幅に成長した。そごう・西武などの国内事業の売却意向についても言及した。

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海外戦略の強化に伴う国内事業の買収動向は?

 同社は近年、海外進出を強化してきた。大手3社が市場の約9割を占める日本と比較し、大手トップ10のシェアが全体の約20%とまだまだシェア拡大の可能性を秘めている北米に注目し、M&Aを積極的に実施している。

 21年に買収を実施したスピードウェイは、米国のガソリンスタンド併設型コンビニだ。店舗数は3854店舗と全米3位につける。北米ではガソリンスタンド併設型のコンビニが全体の80%以上を占めており、成長機会を狙っていく。22年度は、国内事業で培ったプライベートブランドやデリバリーサービスなどのノウハウを用いて、スピードウエイとのシナジーを高める。シナジー効果は4億5000万ドルを見込み、23年度には6億ドル以上に拡大させていく計画だ。

セブン
スピードウェイとのシナジー(出所:決算発表会資料)

 海外戦略の強化と同時に、日本においては事業の選択と集中を加速している。

 21年7月には、グループ会社でインテリアや雑貨などを展開するFrancfrancの一部株式売却や、22年2月オッシュマンズ・ジャパンの発行済み全株式(1万5000株)の売却を実施している。

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