ニュース
ローソン決算、コロナ前後でコンビニ、成城石井、エンタメなど各セグメントはどう変化した?:エンタメ・金融事業も回復傾向(1/3 ページ)
ローソンは2022年2月期通期の連結決算を発表した。コロナの影響を受け不調は続くものの、全体的に回復傾向が見られた。国内コンビニの不調は、デリバリー強化や巣ごもり需要への対応で対処していく。
ローソンは4月11日、2022年2月期通期の連結決算を発表した。国内コンビニエンスストア事業は新型コロナウイルスによる行動制限があるなかでも、店舗改装やデリバリーへの本格参入、冷凍食品の強化など工夫を凝らし、既存店売上高前年比101.1%を達成した。しかしながら、全体として前年の新型コロナウイルスによる減収を取り戻しつつも、コロナ前には届かない結果となった。
売上高にあたる営業総収入は6983億7100万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は470億9600万円(同15.2%増)、経常利益は475億7100万円(同26.5%増)だった。
国内コンビニエンス事業は、21年12月からのオミクロン株大流行により伸び悩んだ。一方で、コロナで落ち込んだエンタメ事業や金融の復活や、成城石井の好調、海外展開の強化により増益で着地した。
関連記事
- セブン&アイHD、そごう・西武の売却意向を表明 イトーヨーカドーはどうする?
セブン&アイHDは2022年2月期通期の連結決算を発表した。海外コンビニエンスストア事業が好調で、前年比130.5%と大幅に成長した。そごう・西武などの国内事業の売却意向についても言及した。 - フードデリバリー戦国時代の今、ローソンが「ゴーストレストラン」に参入するワケ
ローソンは「ゴーストレストラン」の実証実験を強化する方針を発表。店内の調理スペースでさまざまなブランドを展開する。コロナ禍で落ち込んだ売り上げのカバーにつながるか。 - ローソン、コーヒーリユースカップの提供実験開始 丸の内・渋谷エリア4店舗
ローソンは繰り返し利用できるリユースカップの提供実験に参画する。利用者は商品が10円引きになり、対象店舗ならどこでも返却可能。プラ削減の一環。 - 「コロナ禍の学生はガクチカがない」はホント? マイナビ編集長が語る就活の今
「コロナ禍の学生はガクチカがない」は本当なのか。今の学生はどんな学生生活を送り、就活とどう向き合っているのだろうか。マイナビの高橋誠人編集長に、コロナ禍における就活生の現状を聞いた。 - 学生時代頑張ったこと 2位「部活、クラブ、ボランティア活動」、3位「サークル活動」、1位は?
2023年卒の就活生に「学生時代頑張ったこと」を聞いたところ「アルバイト」と回答したのは全体の25%だった。コロナ禍を受け、大学生活以前の話をする学生が増加。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.