ファミマ、レインボーカラーのファミチキ袋を展開 狙いは?:身近なコンビニから学びのきっかけをつくる
ファミマは性の多様性やLGBTQ支援を意味するレインボーカラーのファミチキ袋を展開。レインボーカラーのソックスも販売し、売上の一部をLGBTQ支援団体へ寄付するという。身近なコンビニからLGBTQについて知る・理解するきっかけをつくる。
ファミリーマートは4月22日から、「ファミチキ」のホットスナック袋(以下、ファミチキ袋)をレインボーカラーに変更し、数量限定で展開する。性の多様性やLGBTQ支援を意味するレインボーカラーを採用。LGBTQの理解者などを意味する「ALLY(アライ)」の輪を広げる活動を支援する。
レインボーカラーのファミチキ袋は、2021年から提供を開始し、Twitterやインスタグラムなどで話題になった。広報担当者によると「LGBTQについて関心を持つきっかけになった」「身近な企業が参加してくれることがうれしい」などの意見が集まったという。全国約1万6600店舗という規模を生かし、LGBTQについて知る・理解するきっかけ作りとして、継続して取り組むことを決めた。
4月19日からはレインボーカラー(6色)デザインの「ラインソックス レインボー」(429円)も販売し、売り上げの一部をLGBTQ支援団体へ寄付するという。
同社は19年からLGBTQ支援の取り組みを強化している。例えば、愛知県岡崎市のファミマに「LGBT電話相談」の案内カードを設置している。また、同社が運営する教育事業「ファミマ学園」では、学校や企業に赴き、LGBTQに対する理解を深める授業を実施している。
社内ではLGBTQの支援・理解の場を運営していくALLY活動に参加するメンバーを募集し、定例ミーティングを実施している。広報担当者は今後の展望について「ALLY活動メンバー全員が中心となって活動を進めていけるよう、部門ごとに具体的な取り組みを企画し、ALLYの輪を広げていく」とコメントした。
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