株式会社ブランドジャーナリズムが設立 編集の力で企業の発信活動を支援
メディア業界でのビジネス経験を持つ林亜季氏、西舘亜希子氏、川口あい氏は4月20日、編集の力で企業や人の発信活動を支援するブランドジャーナリズム(東京都港区)を設立したと発表した
メディア業界でのビジネス経験を持つ林亜季氏、西舘亜希子氏、川口あい氏は4月20日、編集の力で企業や人の発信活動を支援するブランドジャーナリズム(東京都港区)を設立したと発表した。消費者にとって有益な情報を発信し、ブランド(企業)の価値を高める狙い。
社名にもなっている「ブランドジャーナリズム」とは、ブランド(企業)自らがジャーナリスティックな視点を持ち、取材をし制作した記事や動画などのコンテンツを、自社のWebサイトやSNSなどを通じ消費者に向けて継続的に発信していくことだ。
2004年6月に、マクドナルドのCMO(最高マーケティング責任者)だったラリー・ライト氏が、ブランドジャーナリズムの概念を発表した。ライト氏によると、「デジタル時代においては、ブランドがジャーナリストのような視点を持ち、メディアのように継続的かつ多面的なコンテンツとしてメッセージを届けていくことが重要」だという。
ブランドジャーナリズム社は、メディアの編集者やクリエイターとして培ってきたジャーナリスティックな目線や編集技法を生かし、ブランドのマーケティングやPRの支援をしていく。また、メディアパーソンや企業広報など「伝え手」の育成や、クリエイターが自由にサステナブルに活躍できる仕組み作りも手掛けていくという。
同社代表の林亜季氏は朝日新聞の経済部記者などを務めたのちに、ハフポスト日本版やForbes JAPANなどで編集と広告事業の両方を手掛けてきた。20年からはNewsPicks for Businessの編集長を務め、22年1月よりAlphaDrive執行役員を兼任している。同氏は以下のようにコメントした。
「新聞社在籍時の14年にブランドジャーナリズムの概念に触れ、世界の先端事例を取材する機会に恵まれました。その後自ら実践するため新聞社を飛び出し、複数のメディアで編集者として顧客企業の皆さまの文脈づくりに携わってきました。そして現在、企業内の新規事業創出を支援するAlphaDriveと、企業変革・人材育成などを手掛けるNewsPicks for Businessに身を置きながら、志を同じくする仲間たちとの会社設立に至りました。メディアパーソンとして『伝わる』表現や手法を追求してきた経験を生かして、企業や個人の皆さまの発信活動を支援していきます」
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