「カゴの大きさは盲点だった」 ドンキの電動自転車を変えた、お客の意外すぎる「ダメ出し」:3分インタビュー(1/3 ページ)
ドン・キホーテが"カゴの大きい"電動アシスト自転車「EVA PLUS2」を発売した。なぜ「カゴの大きさ」にフォーカスしたのだろう。担当者に開発秘話を聞いた。
3分インタビュー:
「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
ドン・キホーテがプライベートブランド(PB)の「情熱価格」から"カゴの大きい"電動アシスト自転車「EVA PLUS2」を発売した。電動自転車と聞くと、バッテリーの持ちやスタイリッシュなデザインが重視されそうだが、なぜ「カゴの大きさ」にフォーカスしたのだろう。
「EVA PLUS2」は2020年11月に発売した「EVA PLUS」のリニューアル版である。走行距離、デザイン、カゴの大きさをアップデートした。
充電1回での走行距離は、標準モード使用時で約28キロから36キロに改善した。デザインでは、顧客ニーズの高いカラーリングを追加した。カゴの大きさは幅を370ミりから435ミリに変更し、大きなカバンも入れやすいようにした。
これらは、初代モデル「EVA PLUS」に対して顧客から寄せられた「ダメ出し」をもとに改善に至ったものだ。
ドンキ・ホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、21年2月に「情熱価格」をリニューアルした。「自社だけでつくる『プライベートブランド』ではなく、みなさんと一緒につくる『ピープルブランド』として生まれ変わります」という声明を発表。商品開発に顧客の声を取り込むために、商品に対するダメ出し募集サイト「ダメ出しの殿堂」を開設し、運用を続けている。
「EVA PLUS2」にはどのようなダメ出しが集まったのだろうか。同社PB企画開発部の飯山琢巳さん、PBマーケティングチームの小出まどかさんに話を聞いた。
関連記事
- 青髪もピンク髪もOK ドンキが服装ルールを緩和したワケ
ドン・キホーテを運営するPPIHがグループ店舗で服装ルールを緩和する。髪色は完全に自由化し、ネイルのルールも変更する。ダイバーシティ推進の一環で、本部での導入も検討するという。 - 大戸屋、おかわり自由「ごはんバー」を導入 狙いは?
大戸屋は4月15日に「大戸屋 ごはん処 福田屋宇都宮店」をオープンした。ご飯、10種類のご飯のお供、みそ汁などがおかわりし放題の「ごはんバー」を導入する。配膳・運搬ロボットも導入し、作業効率を高めていく。 - 埼玉・千葉が人気急上昇 住みたい街ランキング2022 首都圏版、順位の大変動が起きた理由
リクルートが「SUUMO住みたい街ランキング2022 首都圏版」の結果を発表した。郊外の人気が加速し、千葉県・埼玉県の駅が多数ランクイン。人気の駅に共通する特徴は? - 東京23区内で「家賃が安い駅」ランキング シングル向けの1位は?
東京23区内で「家賃が安い駅」ランキングを実施。1位は「葛西臨海公園駅」だった。2位は「金町」、3位は「京成金町」と続いた。 - 23卒に人気の企業は? 業界別にTOP10を紹介
文化放送キャリアパートナーズは23卒に人気な企業を業界別にまとめ、ランキング化した。金融、商社、ITなどそれぞれの業界で人気だった企業はどこか。それぞれのTOP10を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.