「カゴの大きさは盲点だった」 ドンキの電動自転車を変えた、お客の意外すぎる「ダメ出し」:3分インタビュー(2/3 ページ)
ドン・キホーテが"カゴの大きい"電動アシスト自転車「EVA PLUS2」を発売した。なぜ「カゴの大きさ」にフォーカスしたのだろう。担当者に開発秘話を聞いた。
「カゴの大きさは盲点だった」――初代モデルに集まったダメ出し
――EVA PLUSをリニューアルした背景を教えてください。
飯山: 20年11月にEVA PLUSを発売したところ、思った以上に販売が好調でした。シリーズとして広げるにあたり、「ダメ出しの殿堂」を使い、ピープルブランドとしてお客さまとの共創を進めました。
小出: 21年7月30日から約1カ月間ダメ出しを募集したところ、915の投稿がありました。「カラー展開を増やしてほしい」「価格を下げてほしい」「バッテリーの持ちを改善してほしい」などさまざまな意見をいただくなか、「カゴを大きくしてほしい」という意見を一定数いただきました。
――カゴの大きさとは意外ですね。どのように受け止め、反映させたのですか?
飯山: カゴの大きさは正直盲点でした。いただいたダメ出しをできる限り反映させ、EVA PLUS2の開発を行いましたね。
とはいえ、ただカゴを大きくすることはできないので、デザインとして不格好ではないかを見極めながら、ちょうどいい大きさを吟味しました。社員に協力してもらい、かばんのサイズを測り、横長のバックやPCなどを入れる通勤バックもすっぽり入る使い勝手のいい大きさに変更しました。
前モデルと比較して110%くらいのサイズアップを実現しています。ダメ出しにあった「かばんの変形」も解決できるのではと考えています。
飯山: 「デザイン」に関するダメ出しも多く寄せられていました。要望の多かったネイビーカラーを追加し、ロゴの大きさも工夫しています。EVA PLUSのメインの購買層は女性、主婦の方が多かったのですが、家族で共有できるように、使用シーンを選ばない形、デザインを意識して開発しました。
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