「持ち家」または「賃貸」、どちらに住みたいと思っている人が多いのだろうか。全国の男女に聞いたところ「持ち家」と答えたのは70%、「賃貸」は30%であることが、保険マンモスの調査で分かった。
「持ち家」と答えた人に、その理由を尋ねたところ「家賃を払い続けることが無駄」(57%)と答えた人が最も多く、次いで「持ち家は資産になる」(48%)、「賃貸は気を使うことが多い」(43%)、「内装や間取りを自由設計」(36%)、「老後の住まいが心配」(35%)と続いた。
「持ち家」を選んだ人からは「老後に家賃を払わなくてすむから」「ペットを飼いたいから」「家庭菜園を楽しみたいから」などの意見があった。
この結果について、保険マンモスは「『持ち家』の場合、住宅ローンを完済すれば自分の資産となるため、将来的に売却したり貸し出したりすることで利益を得ることが可能になる。それに引き替え、『賃貸』の場合は家賃を払い続けても自分の資産とはならないため、『家賃を払い続けることが無駄』と感じている人が多いようだ」とコメントした。
「賃貸」と答えた人に、その理由を聞いたところ「気軽に住み替えられる」(75%)がトップ。以下「持ち家だと簡単に引っ越せない」(49%)、「固定資産税が不要」(41%)、「住宅ローンに縛られたくない」(30%)、「天災が起こったとき持ち家はリスクになる」(29%)と続いた。
「賃貸」と答えた人からは「町内会に入らなくてもいい」「溝掃除やゴミステーション当番がない」「老後に処分するのが大変→空き家になってしまいそう」といったコメントがあった。
インターネットによる調査で、20代以上の男女500人が回答した。調査期間は4月15〜16日。
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