仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
これからの海外旅行に、不安を感じている人はどのくらいいるのだろうか。全国の男女に聞いたところ「不安(とても+少し)」と答えたのは86.0%に達していることが、エイチ・アイ・エスの調査で分かった。
海外旅行に不安を感じている人に、その理由を尋ねたところ「現地でのコロナウイルス感染」(82.8%)が断トツ。このほか「現地での体調不良時の対応」(57.0%)、「現地の状況が分からない」(54.4%)と続いた。「海外旅行経験者もほとんどがコロナ禍は旅行を自粛しているので、現地での感染への不安以外にも、現地の状況や対応の方法が分からないという不安も多く出る結果となった」(エイチ・アイ・エス)
どのような条件であれば、海外旅行に行きたいと思っている人が多いのだろうか。コロナ禍前は「旅行代金が予算内に収まっている」(32.8%)、「いざというときに日本語で相談できる」(29.5%)、「出国・入国の条件や方法が分かりやすい」(29.0%)と予算を重視する人が最も多かった。
一方、現在は「いざというときに日本語で相談できる」(31.0%)が最も多く、次いで「体調不良時に対策が取れる」(30.5%)、「入国前から現地の状況が常に分かる」(28.0%)という結果に。「いざというときの対応や相談ができるかどうかが最も重要視されていて、変動する状況への不安が結果に表れた(同社)
インターネットを使った調査で、10〜70代の男女400人が回答した。調査時期は3月。
関連記事
- 何度も使える「2750円のタオル」は、なぜ1週間で完売したのか
タオルの価格は2750円――。この話を聞くと「高いなあ」「誰が買うの?」と思われたかもしれないが、吸水スポンジメーカーのアイオンが発売したところ、売れに売れているのだ。高価なタオルは、どのような構造をしているのかというと……。 - ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。 - 6畳弱の狭い物件に、住みたい人が殺到している理由
6畳弱の狭い物件が人気を集めていることをご存じだろうか。物件名は「QUQURI(ククリ)」。運営をしているピリタスの社長に、その理由を聞いたところ……。 - 「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。 - なぜ「時速5キロの乗り物」をつくったのか 動かしてみて、分かってきたこと
時速5キロで走行する乗り物「iino(イイノ)」をご存じだろうか。関西電力100%子会社の「ゲキダンイイノ」が開発したところ、全国各地を「のろのろ」と動いているのだ。2月、神戸市の三宮で実証実験を行ったところ、どんなことが分かってきたのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.