ニュース
JR東、9月末で「普通回数券」販売終了 Suicaでのポイント還元で代替(2/2 ページ)
JR東日本が「Suica」の普及が進んでいるとして9月末で在来線向けの「普通回数券」の販売を終了すると発表した。同社は2021年6月までに新幹線の回数券の販売を終了しており、Suicaのさらなる普及促進を図る。JR各社でも回数券を廃止する動きが相次いでいる。
消滅しつつある「回数券」 JR各社の状況は?
近年、私鉄も含め、鉄道各社ではコスト削減の一環として回数券を廃止するケースが相次いでいる。紙の切符の発行自体はもちろん、券売機や改札機の維持管理などに多額のコストがかかるためだ。
私鉄では阪神電鉄や京阪電鉄などが普通回数券の販売を既に終了している。JR各社では、JR西日本が21年9月末にICカード「ICOCA」利用圏内を対象に、普通回数券の販売を終了。JR東と同様、ICカードでのポイント還元に切り替えた。JR九州も一部区間を除き、販売を終了した。JR東海はネット予約の利用が拡大しているとして、一部の自由席を除き、3月末で新幹線対象の回数券の販売を軒並み終了した。
記事執筆時点で、JRで普通回数券が残っているのはJR北海道とJR四国。2社は取材に対し「引き続き販売する。現時点で販売終了の予定はない」と回答している。
関連記事
- 「工場の製造が追い付かない」──ファミマの「クリームパン」、4週間で650万個販売 好調の理由を広報に聞いた
ファミリーマートが発売した「ファミマ・ザ・クリームパン」の売れ行きが絶好調だ。販売開始から8日で、クリームパン単体で220万個を売り上げた。1秒に3個売れている計算で、工場の生産が追い付かず、品薄になっているとして、一部の店舗では“お詫び”の掲示物をするほどだ。なぜここまで売れているのか。好調の要因を同社広報に聞いた。 - 吉野家、開発期間10年の「親子丼」発売 幹部の「生娘をシャブ漬け戦略」発言でPR自粛
吉野家が「親子丼」の販売を全国の店舗で始めた。2012年に販売していた商品を、10年の開発期間をかけて復活させた。ただ、伊東正明常務の外部講演会での不適切発言を受け、広報活動を自粛。同日に予定していた発表会も中止した。 - 電動キックボード免許不要、自動運転「レベル4」解禁へ 改正道交法のポイントまとめ
電動キックボードの公道での走行ルールなどを盛り込んだ道路交通法(道交法)の改正案が衆議院で可決され、成立した。改正道交法のポイントをまとめた。 - 国土交通省、トヨタ「ハリアー」「シエンタ」など12車種・約35万台リコール ブレーキ不具合などで
国土交通省は、ブレーキなどに不具合があったとしてトヨタ自動車から「ハリアー」「シエンタ」など12車種、約35万台をリコール対象とする届け出があったと発表した。 - ドンキの“NHK受信料を支払わなくていいテレビ”、売り切れ店舗続出 2月中旬から再販へ
「ドン・キホーテ」が2021年12月に発売した「ネット動画専用スマートTV」を2月中旬に再販すると、運営元が明らかにした。初回生産分6000台を各店舗で販売していたが、売り切れになる店舗が続出。6000台の追加生産に踏み切っていた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.