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ソフトバンクG1.7兆円の最終赤字 孫正義氏「手元に現金を厚く持つ」戦略とは:投資は「エコシステム」(4/4 ページ)
ソフトバンクグループは5月12日に、2022年3月期の連結決算を発表した。最終損失は1兆7080億円で、過去最大の赤字となった。同社の前期業績は過去最高で、国内最大の純利益(4兆9879億円)を記録していたが、1年で大きく赤字へと転じた。
情報革命は止まるのか?
孫会長兼社長は最後に、「情報革命は止まるのか?」と議題出した上で、「私はさらなる情報革命が、ここから大きく進展すると信じています」と語った。
SBGは今回を含め、3回ほど時価総額の暴落を経験した。
特にインターネットバブルが崩壊した2001年ごろ、「(00年の時価総額から)3分の1に減少し、ペテン師だ、詐欺師だと言われました。その時付いたあだ名が“ペテンハゲ”です。『ハゲているのは事実だけど、ペテン師ではないぞ』と内心思ってました」とかつての苦境をユーモラスに振り返った。
しかしその後に復調し、07年には時価総額は暴落時から10倍、1994年から見ると100倍に成長した。その後も半減を経験するが、2021年には1994年の2400倍の時価総額となった。
孫会長兼社長は、「“変化”は一時的なものです。一方、長期的なもの、二度と戻らないものを“進化”と呼ぶべきだと思っています。一時的な金利の変化、為替の変化、雇用の変化などが影響しますが、そういうものを乗り越えて、本質的なテクノロジーの進化は止まらないでしょう」と話し、現在のような苦境はいずれ脱却できると説明して、決算説明会を締めくくった。
【編集履歴:2022年5月12日午後9時05分 記事タイトルの表記を「赤字」→「最終赤字」に変更しました】.
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