インタビュー
シリーズ10万台も売れた! 「おりょうりケトル ちょいなべ」誕生のきっかけは?:あの会社のこの商品(1/6 ページ)
パッと見たところ電気ケトルなのに調理も可能なモノが、この数年間でいろいろ登場している。先鞭をつけたのは、シロカの「おりょうりケトル ちょいなべ」。調理家電で新ジャンルを確立したこの商品は、なぜ生まれたのか? 同社の開発担当者とマーケティング担当者に話を聞いた。
加湿空気清浄機などのように異なる2つ以上の家電を合体させたものは、省スペース化に貢献し室内空間が有効に使えるようになる。そして何より、2つ以上の機能が1台に収まるので、利便性の向上が確実に図れる。そんな家電の1つが、シロカの「おりょうりケトル ちょいなべ」である。
2019年2月に発売された「おりょうりケトル ちょいなべ」は商品名が示すように、電気ケトルと電気鍋を融合したマルチケトル。このカテゴリーのパイオニア的な存在で、ケトルとして使いお湯を沸かすのはもちろんのこと、鍋として使い料理をつくることができる。
容量は1人暮らしや夫婦2人暮らしに最適な1リットル。食卓で使えるのはもちろんのこと、ケトル本体とヒーターが分離するのでケトルを保存容器として使うこともできる。これまでの国内出荷台数は、シリーズ累計で10万台を超えている。
関連記事
- なぜ吉野家は「炎上3連チャン」をやらかしたのか わずか1カ月半の間に
お客様相談室長、常務取締役、採用担当者――。吉野家の炎上が止まらない。わずか1カ月半の間に、なぜ「3連チャン」をやらかしたのか。その背景に何があるのかというと……。 - “1本で3役”のペンが30万本以上売れた! なぜ開発したの?
ノートや手帳をデコレーションしようと思ったら、使いたい色のペンをそろえなければいけない。サンスター文具の「twiink」は1本で2色使えるが、2色同時に使って2色線を引くことができる。何ともユニークなペンはなぜ、開発されたのであろうか? - ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。 - なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.