第三者が「スーパーニンテンドーワールド」「童貞を殺すセーター」を商標出願 第二の「ゆっくり茶番劇」騒動に?:いずれも審査前(2/3 ページ)
ゆっくり茶番劇同様、第三者が「スーパーニンテンドーワールド」と「童貞を殺すセーター」を文字列として特許庁に商標出願していることが分かった。記事執筆時点では、いずれも出願が受理されたのみで、審査待ちの状態だが、今後の状況次第では、第二の“「ゆっくり茶番劇」騒動”に発展する可能性がある。
「審査待ち」の「童貞を殺すセーター」
これに加え、ノースリーブで背中が大きく開いているデザインのセーターを指す「童貞を殺すセーター」も文字列として出願されている。露出度が高く、女性経験がない男性には刺激が強すぎることからネットスラングの一つとして17年ごろから使われ始めた。
現在では、グラビアアイドルらがSNSでのファンサービスの一環として活用している他、一部Web媒体が記事タイトルに使用するなど、ネット上の世界では「セクシーな服装」を指す用語として定着しつつある。ECサイト「Amazon.co.jp」でも、商品名に使用しているケースが複数あることを確認した。
そんな童貞を殺すセーターを出願したのは、mikeyという企業。事業内容や所在地は不明。4月20日に「洋服、コート、セーター類、ワイシャツ類」を指す文字列として出願され、5月18日に特許庁ポータルサイトに公開された。出願番号は「商願2022-52057」。特許庁によると「公開後3〜4週間後にステータスが更新される」といい、現在は「係属-出願-審査待ち」の状態とみられる。
商標情報を発信するTwitterアカウント「商標速報bot」(@trademark_bot)で、約7900リツイート、2万8000のいいねを記録するなど話題となっており「日本の未来は大丈夫なのだろうか」など、一般化しつつある用語を独占しようとする動きに懸念の声が出ている。
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