宇宙でも使える! 環境にやさしい「宇宙歯磨き オーラルピース」が7月に発売(1/2 ページ)
トライフ(横浜市中区)は、体と環境に優しいオーラルケア製品「宇宙歯磨き オーラルピース」(日本製)を、7月7日の七夕に世界同時発売する。
トライフ(横浜市中区)は、体と環境に優しいオーラルケア製品「宇宙歯磨き オーラルピース」(日本製)を、7月7日の七夕に世界同時発売する。価格は、1800円(国内、税別)に設定した。同社は「21世紀のグリーンテクノロジー、宇宙技術による宇宙と地上でのオーラルケアの課題を解決することを目的に開発した」と狙いを説明する。
同社が以前に開発した、飲める成分のオーラルケア製品「オーラルピース」は、2021年11月にJAXAにより国際宇宙ステーション(ISS)の搭載品として選定され、22年秋ころISSに搭載予定だ。ケミカルフリー(化学成分無配合)・プラントベース(植物食品成分100%)・生分解性100%(体や環境で安全に消化分解)という、飲み込んでも安全で環境にやさしい特徴がある。
今回の「宇宙歯磨き オーラルピース」は、世界15カ国を超える国の医療・介護・感染予防・小児歯科・災害・アウトドア・ペットのオーラルケア分野で支持されてきた「オーラルピース」を、より宇宙仕様にした。
「宇宙生活で付きやすい歯石を効果的に予防したい」という課題があり、オーラルピースの特徴に加え、九州大学の園元謙二名誉教授の菌で菌を制する乳酸菌バイオテクノロジー研究から生まれたキー成分、乳酸菌抗菌ペプチド特許製剤「ネオナイシン-e®」を増量配合している。
この「ネオナイシン-e®」とは、福岡県産の「おから」由来の植物性乳酸菌抗菌ペプチド特許エキスだ。九州大学大学院農学研究院、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科、国立長寿医療研究センター口腔疾患研究部との産学連携によって生まれた。新しい時代のニーズに対応する植物性乳酸菌ペプチド特許製剤だという。
また歯石の原因である歯垢を洗い流す自浄作用のある唾液の分泌を促す天然レモン精油も加え、新処方により予防効果を向上。新開発の天然レモンミント味で、紫外線の透過を防ぐ宇宙仕様の耐光・環境負荷の少ないバイオマスパッケージを採用している。
トライフは、「人類の宇宙生活でも地上生活でも役立つ、21世紀の歯磨き・口腔ケア製品を開発した」としている。
国内では、全国の医療機関、歯科医院、百貨店、セレクトショップ、アウトドアショップ、山小屋、トラベルショップ、サーフショップ、障害者就労施設、公式オンラインショップなどで展開。海外15カ国では現地の総代理店によるチャネル展開となる。
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