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新生銀行、定期預金金利を0.2%に 金利アップで口座数拡大目指す
新生銀行は6月1日に、個人向けの定期預金金利の引き上げを行った。1カ月ものの円定期で0.20%と業界最高水準をうたう。4月末の金利は0.01%だったが、その後0.10%に引き上げた。今回、さらにその2倍の水準とする。
新生銀行は6月1日に、個人向けの定期預金金利の引き上げを行った。1カ月ものの円定期で0.20%と業界最高水準をうたう。4月末の金利は0.01%だったが、その後0.10%に引き上げた。今回、さらにその2倍の水準とする。
背景には、5月13日に公開した中期経営計画がある。この中で2024年までに、口座数を305万から380万に、預金量を6.4兆円から8.0兆円に拡大する目標を掲げている。金利の引き上げによって、新たな顧客を獲得する考えだ。
長引く低金利の中、メガバンクの定期金利は0.002%に張り付いている。また、普通預金金利は0.001%で、極めて低い。100万円を1年間預けても10円の利息という数字だ。こうした中、金利をアップさせることで顧客を集める手法がネットバンクを中心に広まっている。
楽天銀行は楽天証券との口座連携を条件に、300万円まで普通預金の金利を0.10%にアップさせ7兆円の預金量を集めた。うち4兆円以上が証券連携口座だ。ふくおかフィナンシャルグループ傘下の「みんなの銀行」は、貯蓄口座の金利を0.10%に引き上げることで預金量の拡大を目指す。さらに、有料プログラム利用ユーザーには金利を上乗せし、0.30%とした。
少しでも金利を引き上げることで、顧客と預金量の獲得競争が始まりつつある。
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