あなたの「仕事の幸せ度」は何点ですか? バブル世代とZ世代で“大きな差”(3/3 ページ)
夢真ビーネックスグループは、働く10〜50代の男女に「幸せな仕事に関する実態調査」を実施した。現在の「仕事に対する幸せ度」の平均点は60.1点だった。
「社会的欲求」が満たされていると、幸せに
夢真ビーネックスグループは、米国の心理学者アブラハム・マズローが提唱した「マズローの6段階欲求説」を参考に、「幸せな仕事(職場)に求められる要素」を設定した。「マズローの6段階欲求説」とは、人間の欲求を段階として分けたもので、段階1が生理的欲求、段階2が安全欲求、段階3が社会的欲求、段階4が承認欲求、段階5が自己実現欲求、段階6が自己超越欲求と、段階が上がるにつれて高度な欲求となる。
その中から、「仕事において現在満たされている項目」と、「仕事において今後(も)満たしたい項目」はどれであるかを調査した。
「現在満たされている項目」で「幸せ度80点以上」と「幸せ度が平均点以下」の人の差が最も大きかったのは「頼れる仲間、理解のある上司、認めてくれる家族がいる(段階3、社会的欲求)」で「幸せ度80点以上」は44.0%、「幸せ度が平均点以下」では18.7%で25.3ポイントの差が見られた。
「今後(も)満たしたい項目」は、段階1の生理的欲求と段階2の安全的欲求にあたる要素が上位を占めた。このことから、現代における「幸せな仕事(職場)」を「マズローの6段階欲求説」に基づいて定義すると生理的欲求(段階1)と安全的欲求(段階2)が満たされていることを前提に、さらに社会的欲求(段階3)が満たされているか否かがポイントとなることが分かった。
今回の調査は、働く10代から50代の男女を対象に、インターネットで行った。期間は22年4月28日〜5月1日、有効回答数は800人(18〜26歳のZ世代、27〜42歳のミレニアル世代、43〜51歳の氷河期世代、52〜57歳のバブル世代から各200人)。
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