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ニトリが本気で作った「働きやすいオフィス」とは? デジタル人材1000人化への第一歩:Tシャツ・ジーパンで働ける(4/4 ページ)
ニトリHDは、デジタル事業を担う新会社・ニトリデジタルベースのオフィスを発表した。このオフィスを拠点に、現在は350人ほどのデジタル人材を、2032年までに1000人規模へと増員する方針だ。「働きやすさ」を重視して作ったというこのオフィスには、どのような特徴があるのか?
オフィスフロアを出た廊下の先には、従業員専用の無人コンビニ「smart petit」がある。スーパーマーケットチェーンのマルエツが運営するこのコンビニの特徴は、商品がスーパーマーケットと同じ価格帯であることだ。同オフィスには社員食堂がないため、高頻度で食事などを買う社員も出てくることを想定して、なるべく金銭的な負担が少ない店を探して導入した。
ラインアップは、マルエツが展開する他社のオフィス内で売れている商品を参考にしながら、実際の売れ行きも加味してブラッシュアップしていく。
無人コンビニの隣には休憩スペースがある。執務エリアとは切り離し、ゆっくり休憩時間を過ごせる場所としてデザインした。
これまでのニトリHDの社風とは異なる、エンジニアの働きやすさに特化したオフィスを作った新会社・ニトリデジタルベース。その狙いは、ITに力を入れている企業としての認知を広げ、ブランドや採用競争力を高めることにあると見られる。
この投資は「お値段以上」の効果を生み、ニトリHDの成長に寄与することができるだろうか。
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