乃が美、「山形県産白桃ジャム」を発売 高付加価値の商品を訴求
高級「生」食パン専門店「乃が美」は6月10日、「山形県産白桃ジャム」を国内全店舗で発売する。同商品は数量限定で、毎年販売していて今年で4年目を迎える。価格は1本1080円に設定した。
高級「生」食パン専門店「乃が美」は6月10日、「山形県産白桃ジャム」を国内全店舗で発売する。同商品は数量限定で、毎年販売していて今年で4年目を迎える。価格は1本1080円に設定した。高付加価値な商品を展開することによって、消費者にパンを食べる文化を訴求させたい狙い。
山形県産の白桃は、上品な甘みと香り、なめらかな口当たりが特徴。育成期間が長く実がしっかりとした「晩成種」と呼ばれる白桃を使用している。食べごたえのある食感を楽しめるようにした。完熟しておいしさがピークに達したところで収穫し、果肉の水分が90%ともいわれるみずみずしい状態に仕上げている。
同商品は、白桃の繊細な香りや色を保てるよう丁寧に煮込み、控えめな甘さで爽やかな味わいとしている。乃が美「生」食パンの本来の美しさを引き立てる味わいで、桃のとろける果肉感を贅沢に楽しめる商品に仕上げた。
同店の運営会社である乃が美ホールディングスは2013年に創業。高級食パンのパイオニアとして20年には全国47都道府県に出店を広げ、22年3月時点では国内で255店舗を展開。3月には台湾でも店舗をオープンし、初めての世界進出を果たした。同社の小林祐人取締役営業本部長はアイティメディアのインタビューの中で以下のように答えている。
「日々の生活に彩(いろどり)が出るような付加価値の高い商品を提供していくこと。これらの発信を通して消費者に貢献することが、食文化としての定着につながっていくと考えています」
今回の山形県産白桃ジャムも付加価値の高い商品を提供することで、食文化として高級食パンを定着させたい狙いがあるとみられる。
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