インタビュー
「高級食パンブーム終了はむしろ歓迎」 乃が美が、強気に“世界一”を目指す理由:今夏には「幻の食パン」も(1/5 ページ)
乃が美ホールディングスは「社運を賭けた取り組み」として、5月31日までの期間限定で、販売する食パンを創業時の素材配合で作る『復刻「生」食パン』に切り替える。その戦略を乃が美ホールディングスの小林祐人取締役営業本部長に聞いた。
高級食パン専門店を展開する乃が美ホールディングス(大阪市)は4月25日、創業9年目にして初めて新商品発表会を開催した。「社運を賭けた取り組み」として、5月31日までの期間限定で、販売する食パンを創業時の素材配合で作る『復刻「生」食パン』に切り替えている。
掲げたテーマは原点回帰だ。創業時の素材配合に戻して、9年間で進化した品質と製法をかけ合わせた結果、甘さは控えめにし、より主食性を高めた「創業時の味を超える食パン」ができたと担当者は胸を張る。
『復刻「生」食パン』販売の背景には、一時期過熱した高級食パンブームが陰りを見せている状況がある。リーディングカンパニーの乃が美は、ブームの陰りを逆に食文化として定着させるチャンスと捉え、2022年は新たな取り組みを進める考えだ。その戦略を乃が美ホールディングスの小林祐人取締役営業本部長に聞いた。
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