名古屋・栄に約211メートルのシンボルタワー パルコや三菱地所などが着工:名古屋の新たなランドマーク(1/2 ページ)
三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社の5社が、名古屋市中区錦三丁目において推進する「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の新築工事について、7月1日に着工すると発表した。
三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社の5社は、名古屋市中区錦三丁目で推進する「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の新築工事について、6月13日に起工式を行い7月1日に着工すると発表した。竣工は26年3月、施設開業は同年夏頃を予定している。「名古屋の新たなランドマークとなる国内外の文化・交流価値創造拠点」をコンセプトに、栄エリアの都市機能強化を目指す。
同計画は区分所有建物として、低層部はパルコが所有し運営する高級商業施設、中・高層部は三菱地所、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社が共有し賃貸するシネマコンプレックス・オフィス・ホテルを配置する。地上41階、地下4階建てで高さは約211メートル。敷地面積は約4866平方メートルで、延床面積は約10万9700平方メートルを予定する。
ホテルゾーンには、米ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が進出する。国内外の富裕層観光客や、VIPなど新たな顧客層の獲得に寄与し、名古屋の都市ブランド力向上を目指す。
31〜41階に170室の客室と、31階にオールデイダイニング、32階にはスパ・プールとジム、40階にはルーフトップバーを設ける。客室面積はスタンダードで約50平方メートルとし、名古屋地区では最大級の広さを誇るという。
10〜11階には国際MICEに対応したボールルーム、会議室などを用意する。オフィスは12階に3層吹き抜けのスカイロビーを設け、開放的な空間を提供する。15〜30階には、総貸付面積約2万5000平方メートル、基準階面積約1600平方メートルのオフィスを整備する。さまざまな働き方に合わせたレイアウトにも対応できる無柱空間とし、新しいワークスタイルを実現できるようにする計画だ。
また、13〜14階にはコワーキング、カンファレンス、ライブラリー、プライベートワーキング機能などを整備。企業や学生、市民など多様な人々が集う場所として創出する。
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