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名古屋・栄に約211メートルのシンボルタワー パルコや三菱地所などが着工:名古屋の新たなランドマーク(2/2 ページ)
三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社の5社が、名古屋市中区錦三丁目において推進する「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の新築工事について、7月1日に着工すると発表した。
新たな商業施設や栄エリア初のシネマコンプレックスも整備する
5〜9階には、栄エリア初となるシネマコンプレックスとして、TOHOシネマズが運営する「TOHOシネマズ」が進出する。最新の設備・機器を導入し、国内外の映画コンテンツのほかコンサートや演劇、スポーツのライブビューイングなどの非映画コンテンツの上映により、年間を通して安定したにぎわいを形成する。また、商業施設の上階に位置することから、施設内の回遊性を高める効果も見込めるとしている。
地下2〜地上4階には、パルコが高級感のある新たな商業施設を展開する。商業部分全体を舞台に見立て、地上1〜3階の外観を舞台の幕が上がる様子として表現する計画だ。松坂屋名古屋店や名古屋PARCOなどと相乗効果を図りながら、栄地区の魅力向上を目指す。
エリアの回遊性向上のため、地下鉄(東山線・名城線)と地下街(クリスタル広場)を接続し、利用者が地下と地上を自由に往来できるバリアフリーな歩行空間を整備する。さらに、4〜5階の屋上には広場を設け、久屋大通公園の眺望を楽しみながらくつろげる憩いの空間にする。
環境面にも配慮し、自然エネルギー利用の導入や20%以上の緑化面積の確保、地域冷暖房の導入などを行い、省エネルギー化を目指す。また、「伏見・栄地区都市再生安全確保計画」に位置付けられていることから、複数の非常用発電機および防災備蓄倉庫を整備し、災害時には帰宅困難者の受入れを72時間行うとしている。
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