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「20歳になったとき、タバコを吸ってみたいと思った」喫煙者の6割、理由は?:タバコの煙が不快(2/2 ページ)
国立がん研究センターは、成人年齢とたばこについての世論調査結果を公開した。「20歳になったときにタバコを吸ってみたいと思った」と答えた喫煙者は61.3%、非喫煙者は20.5%と、喫煙に対する意識が大きく異なった。
タバコの煙は「不快」
タバコの煙について、どのように感じている人が多いのだろうか。「不快に思う」(55.6%)と「どちらかといえば不快に思う」(26.1%)とあわせると、8割以上の人がタバコの煙を不快に感じていることがうかがえた。
喫煙状況別にみると、喫煙者でも周りの人のタバコの煙を「不快に思う」が16.2%、「どちらかといえば不快に思う」が32.2%と、あわせて約5割(48.4%)の人が不快に感じていた。非喫煙者は「不快に思う」が63.3%、「どちらかといえば不快に思う」が24.9%と、あわせて約9割(88.2%)に。
調査結果を受けて、国立がん研究センターは「若年層の喫煙開始を防ぎ、喫煙率を下げるためには、子どもの周りでタバコを吸わない、タバコを見せないことが重要と考える。さらに、公共空間での喫煙禁止や規制の推進は、タバコを吸う行為を見せないことにもつながり、若年層がタバコを吸ってみたいと思うきっかけの減少にもつながると予想される」とコメントした。
インターネットを使った調査で、2040人(20歳以上の喫煙者1000人、非喫煙者1000人、18〜19歳40人)が回答した。調査時期は20年4月。
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