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4年間で15%→36%に カプコンの営業利益率はなぜ急上昇したのか妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(6/7 ページ)

今回取り上げるのはカプコンです。モンスターハンターやバイオハザードなどの人気ゲームを提供している企業で、家庭用ゲーム機向けのゲームソフトをメインに提供しています。営業利益の推移を見ると、20年3月期は大きく伸びていて右肩上がりで成長を続けています。どうして利益率が伸びていたのでしょうか?

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ヒット作やIPが再度稼ぐ環境に

 これまでにヒット作やIPを多く作ってきた企業は、前回スクエニの回でも書いたように、新しい市場でNFTのような仕組みで無形資産の価値が上がり、さらに過去作も資産価値が上がるという好影響を受けていると考えられます。

 そういった後押しもあってか、利益面でも大きな成長が続く見通しとなっていて、23年3月期も10%以上の増益を継続するとしています。

 旧作の販売が伸びる中で、例えば22年3月期に発売した「バイオハザード ヴィレッジ」、21年3月期に発売した「モンスターハンター ライズ」といった人気タイトルは、売り上げがまだまだ期待できるでしょうし、利益面は好調が続く可能性が高そうです。

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