ニュース
ニチレイフーズ、捨てる「焼おにぎり」を除菌ウエットティッシュに フードロス削減:再利用
ニチレイフーズは、焼きおにぎりの“規格外ごはん”を除菌ウエットティッシュにアップサイクルすることに成功した。規格外ごはんからエタノールと発酵粕を生成する。フードロス削減で、アップサイクルの取り組みも強化する。
ニチレイフーズは6月16日、形が崩れた「焼おにぎり」などの規格外ごはんを再利用し、除菌ウエットティッシュに活用すると発表した。6月17〜19日に千葉市で開催される「ニチレイレディス」で、計1万個の「焼おにぎり」除菌ウエットティッシュを配布する。
「焼おにぎり10個入」を生産するときにライン上からこぼれてしまうごはん、形が崩れた規格外のおにぎりを発酵・蒸留し、エタノールと発酵粕を生成することに成功。エタノールは除菌ウエットティッシュに、発酵粕はニワトリの飼料へと余すことなく活用するという。
食品・飲料の製造過程で出る規格外品・副産物、農産物の規格外品などを再利用する独自の発酵技術を持つファーメンステーション(東京都墨田区)と協業する。
これまでもニチレイフーズは、こども食堂やフードバンクへの寄付のほか、工場の生産過程で出るごみを肥料や飼料にリサイクルするなど、フードロス削減に取り組んできた。今後は、食品由来のごみを使った付加価値型の商品開発も強化していく。
関連記事
- 「スマホがカップヌードルに沈んでいる!?」と焦る充電器が話題 日清がおバカなグッズにガチで向き合うワケ
日清の「朝起きたら『なんでこうなった?』と脳がバグるスマホの充電器」が話題を集めている。これまでもカップヌードルを使った“おバカ”なグッズを公式Twitterで公開している。日清がこれらのグッズを制作する狙いは? - 「こぼしそう」なのに、スタバの“フタなし”フラペチーノが受け入れられたワケ
スタバは店内で提供する全アイスドリンクをフタ(リッド)なしで提供する。紙ストロー、フタなしドリンクなどの取り組みはなぜ利用者に受け入れられるのか。キーワードは「共感の醸成」だという。 - 「カゴの大きさは盲点だった」 ドンキの電動自転車を変えた、お客の意外すぎる「ダメ出し」
ドン・キホーテが"カゴの大きい"電動アシスト自転車「EVA PLUS2」を発売した。なぜ「カゴの大きさ」にフォーカスしたのだろう。担当者に開発秘話を聞いた。 - セブンの「いれたてコーヒー」、粗利率は50%超え? コンビニが100円コーヒーをやめられない“おいしい”理由
セブンの100円コーヒーが値上げをし、注目を集めている。「コンビニにはいれたてコーヒーを強化する理由がある」という。各社が100円コーヒーに力を入れるのはなぜか。 - 「アイスを10個も積めるって最高」と話題 サーティワンが1個100円でアイスを追加できるキャンペーン
サーティワンは、トリプルポップに、1個100円でアイスクリームを7個まで追加できるキャンペーンを実施する。Twitter上では「アイスを10個も積めるって最高じゃない?」など話題を集めた。新フレーバーを開拓してもらうことが狙い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.