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ヤクルト、紙パックコーヒーと乾麺を値上げ 「企業努力だけでは吸収できない」
ヤクルト本社は6月20日、紙パック飲料の「珈琲たいむ」と乾麺の「佐賀の神崎」の値上げを発表した。昨今の原料価格などの高騰を「企業努力だけでは吸収できる範囲を超えるもの」としている。
ヤクルト本社は6月20日、紙パック飲料の「珈琲たいむ」と乾麺の「佐賀の神崎」の値上げを発表した。
「珈琲たいむ」(ミディアム、カフェラテ、ブラック)は、希望小売価格(税別)を1本100円から110円へと値上げする。改定日は7月1日。「佐賀の神崎」(そうめん、ひやむぎ、中めん、うどん、そば)は同100円から、120円へと値上げする。改定日は10月1日。
同社は、価格を維持するために生産の合理化やオペレーションの効率化など、さまざまな対策を講じてきたとコメント。その上で、「昨今の原材料費の上昇に加え、社会情勢に起因する物流費・燃料費などの急激な高騰は、企業努力だけでは吸収できる範囲を超えるもの」として、値上げに踏み切ったと発表している。
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