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アンナミラーズ、閉店報道で客殺到 パイの販売は1日2回に:日本最後の店舗
「アンナミラーズ高輪店」が6月14日に閉店を発表した。閉店発表後、問い合わせが殺到。来客増を受け、パイの販売を1日2回に限定する。
6月14日に閉店を発表して以降、井村屋が運営する「アンナミラーズ高輪店」(東京都港区)に客が殺到している。6月17日には、平日に限り当面の間パイの販売を午前10時から、午後6時からの2回にすると発表した。
1人あたりの購入数量を6ピースまたは1ホールまでとし、売り切れ次第終了とする。また、一時的に席の予約、商品の取り置き、パイの予約も全て停止している。
同社は「アンナミラーズ高輪店閉店のお知らせ以降、大変多くのお客さまに高輪店をご利用いただいております。しかしながら、パイの製造できる数に限りがあり、多くのお客さまに売り切れなどでご迷惑をおかけしております。ご要望にお応えできず大変申し訳ございません」とコメントしている。
閉店発表翌日の6月16日には、「問い合わせ殺到により十分に対応できない状況」とリリースを発表するなど、対応に追われているようだ。今後の展開についての問い合わせや激励の言葉が届いているという。
同社は6月14日に、日本唯一の店舗である「アンナミラーズ高輪店」を閉店すると発表した。国土交通省から品川駅西口基盤整備事業に伴う移転要請があり、退店することにしたという。閉店日は8月31日とする。
アンナミラーズは1973年6月に東京・南青山に1号店をオープンした。練りパイといわれる食感のあるパイ生地や濃厚なカスタードクリームを使用するなど、当時の日本には珍しい数々のパイやコーヒーのおかわり無料サービスを提供してきた。
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