なぜ、スイカなのに青い?──ネットがざわついた「青いスイカバー」をロッテが開発したワケ:ネーミングも工夫(1/2 ページ)
ロッテが「幸せ!?の青いスイカバー」を発売し、ネットで話題を集めている。なぜ赤色ではなく青色なのか。ロッテの広報担当者に聞いたところ、消費者の意見を取り入れた、商品開発の経緯が見えてきた。
ロッテが青いスイカバーを発売し、話題を集めている。スイカバーといえば、スイカ果汁入りの赤いアイスと皮をイメージした緑色のアイスに、チョコレートのタネを入れていて、カットスイカのような見た目が特徴的だ。しかし新商品は真っ青である。Twitterでは「スイカバーが青いだと……?」「何味なんだ」など、さまざまな意見が飛び交った。
なぜ青色なのか。スイカの味はするのだろうか──。ロッテの広報担当者に聞いたところ、消費者の意見を取り入れた、商品開発の経緯が見えてきた。
なぜスイカなのに「青」? 消費者の意見を反映
「幸せ!?の青いスイカバー」の味は“ちょこっとソーダ味”。SNS上で消費者から寄せられた「スイカバーはソーダと一緒に食べるとおいしい」「スイカバーでソーダ味があればいいのに」という意見を参考にした。ソーダ味に仕上げたため、見た目も青くなったという。
「ソーダ味であることや、夏に向けての爽やかな印象をより持ってもらうため、商品もデザインも青をメインの色にしています。通常のスイカバーが赤なので、2つを対比すると見た目のインパクトがあることも狙っています」(広報担当者)
スイカバーなのに“ちょこっとソーダ味”。ネットでは「もはやスイカバーとはいえないのでは?」などの意見も出ている。
これに対し広報担当者は「あくまでスイカ味だ」と主張する。「ソーダの味が強くなるとスイカの味がなくなり、スイカバーという商品のイメージが変わってしまうため、味のバランスには苦労しました」(広報担当者)
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