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なぜ、スイカなのに青い?──ネットがざわついた「青いスイカバー」をロッテが開発したワケ:ネーミングも工夫(2/2 ページ)
ロッテが「幸せ!?の青いスイカバー」を発売し、ネットで話題を集めている。なぜ赤色ではなく青色なのか。ロッテの広報担当者に聞いたところ、消費者の意見を取り入れた、商品開発の経緯が見えてきた。
ネーミングも工夫 「幸せ!?の青いスイカバー」
商品名や販促、パッケージでも、「青」をフックに工夫を凝らしたという。
「品質やデザインを青で進めるということから、有名な童話をオマージュし、『幸せ!?の青いスイカバー』という商品名にしました。コロナ禍に、少しでも面白おかしく思っていただければということを願い、今回の商品名にしています」(広報担当者)
スイカバーのオリジナルキャラクター「すいかばマン」「かばメロちゃん」も青いスイカバー仕様にした。パッケージのキャラクター名は童話から「チルチルかばマン」「ミチルメロちゃん」というネーミングにするなど、くすっと笑える工夫を施した。
「幸せ!?の青いスイカバー」は希望小売価格108円で、6月14日からセブンイレブンやイトーヨーカドーで販売している。期間限定販売のため、なくなり次第終了となる。
白いスイカバーも ユニークなスイカバーを次々開発
これまでも同社は「チョコかけちゃったスイカバー」(2013年・16年発売)、「幻!?の白いスイカバー」(20年発売)のほか、もはやスイカではない「メロンバー」「パインバー」など、ユニークな商品を数多く発売している。
広報担当者は「今後もおいしさを前提に、面白さや驚きのある商品を発売し、お客さまに面白おかしく、美味しく食べていただければ」と話している。
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