動画サブスク、4割弱が“掛け持ち” テレビ視聴ユーザーは年々減少:インプレス総合研究所が調査(1/2 ページ)
インプレス総合研究所は、動画配信ビジネスの市場動向を調査した。Netflixなどの有料動画配信サイトが伸長し、テレビ視聴ユーザーが年々減少する傾向が浮き彫りとなった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
Netflixなどの動画配信サービスが伸長し、テレビ視聴ユーザーが減少――。IT関連メディア事業のインプレス(東京都千代田区)が運営するインプレス総合研究所は、動画配信ビジネスの市場動向を調査した。有料動画配信サービスの利用率は、2021年の調査から3.3ポイント増の28.9%と、高い成長率を維持していることが分かった。
有料動画配信サービスを3か月より以前の利用経験者も含めると36.3%となり、3人に1人は有料動画配信サービスの利用経験があることが分かった。
インプレス総合研究所は「コロナ禍での緊急事態宣言などによる巣ごもり需要、各サービスのプロモーション強化、話題となるオリジナルコンテンツの配信、見逃し配信の浸透による認知度の向上などの要因が考えられる」と分析する。
最も好きな映像・動画は?
よく視聴する映像・動画のうち最も好きなものは何か聞いたところ、1位は「リアルタイムのTV番組」(28.0%)、次いで「録画したTV番組」(21.3%)、「動画共有サービス」(18.5%)だった。
「リアルタイムのTV番組」と「録画したTV番組」のテレビに関連するトップ2項目は、他の項目に比べ大きく比率が低下している。一方、昨年の調査から比率が横ばいとなっているのは「有料の動画配信サービス」(0.3ポイント減)や「SNS上の動画」(0.6ポイント増)などで、相対的に影響力を上げていることがうかがえる。
年代性別では、男性10〜30代、女性10〜20代は「動画共有サービス」の利用が突出して高い特徴が見られた。また、女性20代では「有料の動画配信サービス」が20.8%で次点となった。
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