カゴメ、名古屋市中区に新本社ビル竣工 外観モチーフは社名由来の「かごの目」:新カゴメビル
カゴメは6月23日、名古屋市の本社ビル(カゴメビル)の建て替え工事が竣工し、27日より営業を開始すると発表した。
カゴメは6月23日、名古屋市の本社ビル(カゴメビル)の建て替え工事が竣工し、27日より営業を開始すると発表した。情報発信機能を兼ねたビルとして、栄エリアの新たなシンボルとなることを目指す。
建物低層部の外観や1階のキッチン空間「カゴメ キッチンファーム 名古屋」の内装は、社名の由来であるトマトを収穫する際の「籠(かご)の目」をモチーフにした。
カゴメ キッチンファーム 名古屋では、野菜と暮らす楽しさを提供する情報発信・体験拠点として、新商品発表会や料理講習会、オンライン工場見学なども提供する。1階には、歩行者に向けた情報発信を目的にLEDビジョンを設置。夜間はビル全体をライトアップするとしている。
受付や会議室は「野菜の会社」で働いていることを実感できるデザインとし、執務フロアは木目調をベースとしたナチュラルなデザインとした。従業員のモチベーション向上とリフレッシュを図る狙いがあるという。
また、視線や音に配慮した個室ブースを設置し、Web商談、Web会議でも利用できるようにした。座席は原則フリーアドレス化し、従業員は仕事に応じて業務エリアを選択できるという。さらに、コミュニケーションスペースを拡大。休憩室でも執務が可能な設計にすることで、従業員の交流を促進する。
1〜5階の階段は適度な運動を促進するための「健康階段」と位置付け、自然を感じられるナチュラルなデザインを採用した。
新カゴメビルの敷地面積は522.12平方メートル、延床面積は4427.82平方メートル、基準階面積は303.24平方メートル、高さは44.7メートル。鉄骨造の11階建てで、6〜11階はテナントフロアとなる。
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