2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

累計約15万台を販売! スマートロック「セサミ」シリーズが好調の理由ひらけごま(2/5 ページ)

CANDY HOUSE JAPANが開発・販売するIoTスマートホームデバイス「セサミ」シリーズが好調だ。2017年の発売以降、累計で約15万台を販売。たびたび品切れになるそうだが、なぜ消費者の支持を集めているのだろうか。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

ひらけごま! スマホで鍵のロック・解除ができる

 14年6月に米国のシリコンバレーで創業したキャンディハウスは、自社開発のIoTスマートホームデバイス、セサミシリーズを販売する。創業当初から開発に取り組んできたセサミは、何度かリニューアルを重ねて現在4代目となる。


キャンディハウスの看板商品である最新版の「セサミ4」は5478円。

 このセサミ4を玄関のドアに取り付け、専用アプリをダウンロードすれば、鍵の開閉操作や開閉履歴の確認、QRコードによる鍵のシェアなどがスマートフォンでできる。

 自宅にWi-Fi環境がない場合は、開閉操作は玄関付近に限られ、遠隔での操作や遠隔からのタイムリーな履歴の確認はできない。しかし、自宅にWi-Fi環境がある場合は、専用のWi-Fiモジュール(3278円)を追加購入することで、遠隔での開閉操作や履歴の確認が可能となる。

 後者の場合、自宅を離れていても鍵の開閉履歴が通知されるので、セキュリティとしても役立ちそうだ。誤タッチによって鍵を開けてしまっても問題ないよう、数秒後に自動で閉まるオートロック機能も搭載している。


特殊な鍵でも使えるよう、3Dプリンターで作った特殊アダプターも販売

 日本でよく見られる鍵だけでなく、珍しいタイプでも別売りの特殊アダプター(送料込みで600円)によって、多くが取り付けできるという。たくさんの人に利用してほしいとの思いから、特殊アダプターは消費者の負担にならない価格で提供している。

 20年12月には、最新版のセサミ4とともに、インターホンなどのスイッチがスマホで押せる「セサミボット」(2728円)、自転車用のスマートロック「セサミサイクル」 (4378円)を同時発売。


凸があるスイッチであれば何でも押せるという「セサミボット」(提供:キャンディハウス)

 セサミボットは、マンションのオートロック解除ボタンのほか、部屋の電気、掃除ロボット、コーヒーマシーン、浴室の給湯など、あらゆるスイッチをIoT化する。


既存の鍵と交換して使用するセサミサイクル。写真はロックが解除された状態

 セサミサイクルはシティサイクルに対応しており、ドライバーなどを使用して既存の鍵を取り外したあと、その部位に同製品を取り付ける仕様だ。運転中に誤作動でロックしてしまわないよう、施錠は手動となる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る