累計約15万台を販売! スマートロック「セサミ」シリーズが好調の理由:ひらけごま(2/5 ページ)
CANDY HOUSE JAPANが開発・販売するIoTスマートホームデバイス「セサミ」シリーズが好調だ。2017年の発売以降、累計で約15万台を販売。たびたび品切れになるそうだが、なぜ消費者の支持を集めているのだろうか。
ひらけごま! スマホで鍵のロック・解除ができる
14年6月に米国のシリコンバレーで創業したキャンディハウスは、自社開発のIoTスマートホームデバイス、セサミシリーズを販売する。創業当初から開発に取り組んできたセサミは、何度かリニューアルを重ねて現在4代目となる。
このセサミ4を玄関のドアに取り付け、専用アプリをダウンロードすれば、鍵の開閉操作や開閉履歴の確認、QRコードによる鍵のシェアなどがスマートフォンでできる。
自宅にWi-Fi環境がない場合は、開閉操作は玄関付近に限られ、遠隔での操作や遠隔からのタイムリーな履歴の確認はできない。しかし、自宅にWi-Fi環境がある場合は、専用のWi-Fiモジュール(3278円)を追加購入することで、遠隔での開閉操作や履歴の確認が可能となる。
後者の場合、自宅を離れていても鍵の開閉履歴が通知されるので、セキュリティとしても役立ちそうだ。誤タッチによって鍵を開けてしまっても問題ないよう、数秒後に自動で閉まるオートロック機能も搭載している。
日本でよく見られる鍵だけでなく、珍しいタイプでも別売りの特殊アダプター(送料込みで600円)によって、多くが取り付けできるという。たくさんの人に利用してほしいとの思いから、特殊アダプターは消費者の負担にならない価格で提供している。
20年12月には、最新版のセサミ4とともに、インターホンなどのスイッチがスマホで押せる「セサミボット」(2728円)、自転車用のスマートロック「セサミサイクル」 (4378円)を同時発売。
セサミボットは、マンションのオートロック解除ボタンのほか、部屋の電気、掃除ロボット、コーヒーマシーン、浴室の給湯など、あらゆるスイッチをIoT化する。
セサミサイクルはシティサイクルに対応しており、ドライバーなどを使用して既存の鍵を取り外したあと、その部位に同製品を取り付ける仕様だ。運転中に誤作動でロックしてしまわないよう、施錠は手動となる。
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