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真っ先に変えるべきは日本人の「思考」 オードリー・タンが貫く「透明性」と「多様性」「前例がない」をやらない理由に(1/5 ページ)

新型コロナの封じ込め戦略など、台湾の存在感が抜きん出ている。その中心人物として活躍しているのが、デジタル担当政務委員大臣のオードリー・タン氏だ。コロナ禍を通じて、日本が台湾に学ぶべきことは何か。

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 台湾初のトランスジェンダー、かつ史上最年少でのオードリー・タン氏のデジタル担当政務委員大臣就任、新型コロナの封じ込め戦略など、近年台湾の存在感が抜きん出ている。オードリー氏の活躍は日本人にも知れ渡っているようで、彼女が日本で出演した番組は本人の出演シーンだけが再放送されたほどの反響ぶりだった。

 今年4月に『オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学』(ビジネス社)を上梓し、「台湾民主化の父」と呼ばれる李登輝(り・とうき)元総統の秘書である台湾在住の早川友久氏は、「コロナ禍を通じて日本が台湾に学ぶべきは、政府・社会のデジタル化であり、オードリーの思考だ」と話す。


台湾のデジタル化、コロナ封じ込めの立役者として注目されるIT大臣のオードリー・タン氏(写真提供:早川氏)

 本記事では、早川氏へのビデオインタビューを通じて、オードリー氏が考える「デジタル民主主義」のあり方や台湾社会の風潮を伝えたい。今まさにDXに取り組む私たち日本人への道標となるはずだ。

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