住みやすいのに家賃が安い駅ランキング 2位は「町田」、1位は?:1都3県
「住みやすさの割に家賃が安い駅ランキング2022〜ファミリー編〜」の結果を発表した。駅周辺の施設充実度から理論家賃を算出。実際の平均家賃と比較し、ギャップをランキング化した。
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住まいに関する情報サイト「LIFULL HOME'S PRESS(ライフルホームズプレス)」を運営するLIFULL(東京都千代田区)は、「住みやすさの割に家賃が安い駅ランキング2022〜ファミリー編〜」の結果を発表した。1位は「八王子」(東京都八王子市)だった。
調査では、駅周辺の施設充実度が高いことを「住みやすい」と定義。対象駅周辺の充実度から算出した「理論家賃」と実際の平均賃料を比較し、理論家賃に比べ実際の平均賃料がより安い駅をランキング化している。
八王子駅の駅周辺充実度は、100点満点のうち87.9ポイントと高い。平均家賃8.7万円に対して理論家賃は20.9万円と、大きく差が見られた。
八王子市の中心市街地は、居心地がよく歩きたくなるまちづくりを官民一体となって進めている。駅前の再開発で新たな商業施設が誕生したり、昔ながらの商店街も多く残っていたりと、子育て世帯にうれしい生活利便施設が駅前に密集している。
2位は「町田」(東京都町田市)、3位は「京王八王子」(東京都八王子市)という結果に。
2位の町田駅は、多摩地域の鉄道路線全駅の中で最も1日の平均乗降者数が多い。「駅周辺充実度」が89.4ポイントと、上位30位の中で「関内」「藤沢」に次ぐ3位となっている。
LIFULLは「町田駅の平均物件数は、上位30位の駅の中で1位と、ファミリー向け物件の選択肢が豊富なことも魅力といえる」としている。
4位は「上大岡」(横浜市)、5位は「茅ヶ崎」(神奈川県茅ヶ崎市)と続いた。
調査はさいたま市、千葉市、東京都町田市、千葉県流山市、千葉県柏市、神奈川県藤沢市、千葉県印西市、横浜市、神奈川県茅ヶ崎市、東京都八王子市の238駅を対象に実施した。調査期間は2021年3月〜22年3月。
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