インタビュー
「前任者がやっていたから」と言い訳しない“有能上司”になる方法を教えてください:マネジャーの悩み(1/2 ページ)
「前からやっているから」──。新任マネジャーの中には、そういう風に思考停止をしてしまい、前任者から引き継いだ前例や習慣を疑うことなく続けている人もいるのでは。「変えるべきでは?」と考えたり、改善点に気付いたりするコツはあるのでしょうか。
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Q: 「前からやっているから」──。新任マネジャーの中には、そういう風に思考停止をしてしまい、前任者から引き継いだ前例や習慣を疑うことなく続けている人もいるのでは。「変えるべきでは?」と考えたり、改善点に気付いたりするコツはあるのでしょうか。大槻経営労務管理事務所の大槻智之代表に話を聞きました。
改善点に気付くコツはあるのでしょうか
ゴールを確認してから考え始めてください。課題は発見しようと思ってもなかなか見つからないものです。また「何か改善をしなければ!」と思い、本来はしなくてもよいことをしてしまい、結果、改善ではなく改悪をしてしまったなんてこともあるのではないでしょうか?
このようなケースでは「なぜ改善が必要なのか?」といった根本的なところを見失っていることに原因があるようです。もともとは「コストを下げたい」「生産性を向上したい」「不具合を解消したい」など明確な目的があり、そこに向かっていく過程で課題を発見し、改善をしてきたはずです。ところが、時間の経過とともに目的が商品やサービスを良くすることではなく、いつの間にか「改善する」ことにすり替わってしまったのでしょう。
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