USEN-NEXT HOLDINGS増収増益、第3四半期売上高は四半期ベースで過去最高
USEN-NEXT HOLDINGSは7月7日に2022年8月期の第3四半期連結決算を発表した。前年同期の売上高は13%増加して1747.1億円、営業利益は同135.3億円、経常利益は同128.1億円と、ともに7%超の増収増益となった。売上高、営業利益・経常利益ともに通期計画に対して進捗率概ね8割と順調に進捗中。
USEN-NEXT HOLDINGSは、7月7日に2022年8月期第3四半期連結決算を発表した。前年同期の売上高は13%増加して1747.1億円、営業利益は同135.3億円、経常利益は同128.1億円と、ともに7%超の増収増益となった。売上高、営業利益・経常利益ともに通期計画に対して進捗率概ね8割と順調に進捗中である。
22年8月期の通期計画は、売上高2200億円、営業利益170億円、経常利益160億円を期初に予想している。前回、今回の四半期決算では、この予想数値は据え置いたままだ。なお、今回の第3四半期連結売上高607億円は四半期ベースで過去最高を更新した。
USEN-NEXT HOLDINGSは5つの事業を展開している。
コンテンツ配信事業では、個人向けに定額制で動画や電子書籍「U−NEXT」の配信をしている。店舗サービス事業では、飲食店や小売店舗向けの音楽有線放送サービスを主軸に、店舗DXにかかわるPOSシステムなどを提供している。通信事業では、法人向けICTソリューションの提案・販売と個人向けMVNOサービスなどを行っている。業務用システム事業では、ホテルや病院向け自動精算機やシステムの販売と保守管理を手掛けている。エネルギー事業では、店舗サービス事業の支援として電力・ガスの販売を行っている。
2022年8月期第3四半期連結決算は、通期計画に対して順調に進捗中
22年2月28日に発表した新中期経営計画「Road to 2025」では、25年8月期に売上高2740億円(ベースケース)から2860億円(アップサイドケース)までの幅を持たせた計画を立てた。営業利益では220億円から250億円の幅を持たせている。5つの事業ごとの戦略が達成のカギと見る。
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