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京急と阪急阪神、人気私鉄の意外な「ビジネスモデル」の違い支持は共通だが(1/4 ページ)

関東の京急電鉄と関西の阪急電鉄は、ともに人気の私鉄だ。熱心なファンも多いが、それぞれ異なるビジネスモデルを確立している。それは……。

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 関東や関西には、利用者や鉄道ファンから絶大な支持を集めている私鉄がある。関東ならば京急電鉄、関西ならば阪急阪神ホールディングス(以下、阪急阪神HD)、特に阪急電鉄だ。

 これらの鉄道会社には熱心なファンが多く、鉄道雑誌によっては各社を取り上げる連載コラム欄が存在する。

 京急電鉄の人気は至るところで聞く。「赤」にこだわった車両、快特の高速運転、加減速性能のスゴさなど、その魅力に取りつかれる人は多い。


京急電鉄 2100形車両(出典:プレスリリース)

 一方、阪急電鉄はマルーン(濃い赤茶色=あずき色)の美しい塗装、快適な室内空間が優れており、沿線の住環境の良さも特筆すべきである。


阪急電鉄 6000系車両(写真提供:ゲッティイメージズ)

 また同じグループの阪神電気鉄道も、手軽に利用できる駅間距離の短さや、系列球団の阪神タイガースの人気の高さで知られる。

 京急電鉄と阪急阪神HDはそれぞれ支持を集めている鉄道グループであり、ビジネスモデルを確立している。各社のビジネスモデルを見ていこう。

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