Yakult1000、爆発的ヒットを生んだ「これまでと一線を画すブランディング」とは:家族向けから脱却(4/5 ページ)
ヤクルトの乳酸菌飲料「Yakult1000」と「Y1000」が爆発的なヒットを遂げている。なぜ、これほどまでの人気を得られたのか。製品の開発秘話からブランディングの秘訣まで、ヤクルト本社の担当者に聞いた。
Yakult1000とY1000、見た目や容量が違う理由は?
──ヤクルトレディが販売するYakult1000と、小売り向けのY1000には製品としての違いはあるのでしょうか?
同一の機能を有する商品ですので、基本的にYakult1000とY1000に相違点はありません。
Y1000は店頭での目立ちやすさと、持ちやすさなどの機能性を重視したオリジナル容器を使用しています。また内容量は、店頭で販売されている高機能高価格帯の競合他社品の容量に合わせ、飲みごたえのある容量(1本110ミリリットル)としました。
──現在、Yakult1000・Y1000ともに品薄になるほどの人気を博していますが、この反響をどのように捉えていらっしゃいますか?
多くの方にご愛飲いただき、皆さまにお役立ちできているのであれば、当社としても大変うれしく思います。
しかしながら、宅配専用商品のYakult1000、店頭主体商品のY1000ともに、品薄状態となり、お客さまおよびお取引先さまには、大変ご迷惑をおかけしておりますこと深くおわび申し上げます。
Y1000は7月から生産体制を強化し、さらに年内の増強を計画しています。また、Yakult1000は今秋の生産体制強化に向けて準備を進めています。
当社は2030年までの長期ビジョンの中で、目指すべき姿として「世界の人々の健康に貢献し続けるヘルスケアカンパニーへの進化」を掲げています。これまで以上にお客さまの期待に応え、持続的な成長を目指していきます。
──本日はありがとうございました。
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