増収営業減益のGunosy ベンチャー投資事業を加速
Gunosyは7月15日に2022年5月期連結決算を発表した。売上高は89.9億円(前期比1%増)、営業利益は4.1億円(同42.5%減)の増収営業減益であった。事前の会社計画では通期営業利益をゼロとしたが、4月の第3四半期決算で2億円に上方修正され、今回の結果で4.1億円と上振れした形だ。
Gunosyは7月15日に2022年5月期連結決算を発表した。売上高は89.9億円(前期比1%増)、営業利益は4.1億円(同42.5%減)の増収営業減益であった。事前の会社計画では通期営業利益をゼロとしたが、4月の第3四半期決算で2億円に上方修正され、今回の結果で4.1億円と上振れした形だ。
最終の第4四半期だけ見ると、営業利益は2.2億円(前年同期比44.8%増)となり、広告需要期の3月を増収で乗り越えた。一方、期初から積極投資をしてきた広告宣伝費は、第4四半期は計画比1.6億円抑制した効果が出た。
23年5月期の会社計画は、売上高が90億円(前年比で横ばい)、営業利益が2億円(同51.5%減)とした。マクロ環境の不透明さなどを踏まえて、広告宣伝投資を抑え営業利益の確保をまずは優先する方針に転換した。また、主力のメディア事業と並んで力を入れる投資事業では、インドのFintechサービス「slice」で持分変動益9.8億円を計上する予定とし、当期純利益5.4億円(同4.2倍)を見込む。
Gunosyはネット上に存在するさまざな記事配信を行うキュレーションアプリ「Gunosy(グノシー)」を展開している。ニュースチェック中心の「ニュースパス」や女性向けトレンド情報「LUCRA」もある。21年4月からは「auサービスToday」が加わった。広告事業の次の収益源を目指して投資事業に注力中であり、最高投資責任者を新設し事業加速を進める。
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