現在、転職を考えている人はどのくらいいるのだろうか。会社で働く男女に聞いたところ「考えいない」は60.6%に対して、「現在活動をしている」は5.8%にとどまっていることが、日本生産性本部の調査で分かった。「いずれ転職をしたいと思っている」(33.5%)を含めても、転職を考えているのは4割ほどにとどまっていることから、「実際に就職活動を行うことのハードルの高さが垣間見えた」(日本生産性本部)
転職を考えている人(活動中+いずれ)を業種別にみると、「飲食サービス業」(52.8%)が最も多く、唯一半数を上回った。次いで「情報通信業」(47.7%)、「医療、福祉」(45.1%)、「卸売業」(42.9%)、「サービス業(他に分類されないもの)」(41.8%)と続いた。
一方、転職を考えていない人で、最も多かったのは「公務」(72.2%)がトップ。次いで「金融業、保険業」(64.9%)、「学術研究、専門・技術サービス業」(64.0%)、「製造業」(63.0%)と続いた。
20歳以上の働く男女1100人が回答した。調査期間は7月4〜5日。
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