ニュース
東京ドーム、宿泊などに使えるユーティリティートークン発行 三菱UFJ信託の「Progmat UT」利用
東京ドームは7月29日、宿泊や入場券として利用できるユーティリティートークン(UT)の発行を開始した。三菱UFJ信託銀行のブロックチェーンプラットフォーム「Progmat UT」上で発行し、利用者はβ版のウォレット「Token Wallet」にて管理を行う。
東京ドームは7月29日、宿泊や入場券として利用できるユーティリティートークン(UT)の発行を開始した。三菱UFJ信託銀行のブロックチェーンプラットフォーム「Progmat UT」上で発行し、利用者はβ版のウォレット「Token Wallet」にて管理を行う。
UTとは、NFTの技術を用いて株主優待などの特典や、サービスに関する利用券や会員権をブロックチェーン上でトークン化したもの。デジタルデータでありながら、ブロックチェーンを使うことで、他の人に直接譲渡できるなどの特徴がある。
今回東京ドームは、2種類のUTを発行する。東京ドームホテルの宿泊プラン(11万円)と、スパラクーアの60日間パス(5万8000円)の2つ。
三菱UFJ信託銀行は、不動産などをデジタル証券化したST(セキュリティトークン)の発行も手掛けており、STとUTを一体的に発行する事業者のニーズや、UTのみを発行したい事業者のニーズに応えていく。一定期間は無償でβ版を提供する予定。
関連記事
- 優待をNFTで発行 三菱UFJ信託の「Progmat UT」で何が変わる?
三菱UFJ信託銀行は2月21日、株主優待などの特典や会員権などの権利をNFTとして発行できるプラットフォーム「Progmat UT」を開発したと発表した。2022年中にベータ版を提供し実証実験を行う。その後商用化も進める。 - 動き出したSTO 三井住友信託銀行が初のデジタル証券発行
2020年4月に法制化された「STO(セキュリティ・トークン・オファリング)」が、本格的に動き出した。三井住友信託銀行は3月末に、セキュリティトークン化した証券を発行し、投資家に販売。今後、個人投資家への販売の可能性も探っている。 - 日本法人も始動 デジタル証券発行の先駆者、セキュリタイズとは何か
有価証券をブロックチェーンに乗せる、いわゆる証券トークン化の先駆者が米Securitizeだ。4月1日には日本法人も始動。進行中のものも含めて、既に70件ものSTOを扱っている。特徴と、国内におけるSTOの可能性を聞いた。 - SBI証券、国内初の一般投資家向けSTO実施 XRPを特典として付与
SBI証券は4月20日から、一般投資家向けのセキュリティトークン・オファリング(STO)を実施する。SBI証券自体が発行する社債をセキュリティトークンとしてデジタル化し発行、自社で一般に募集する。 - 唯一無二のアイテムをデジタル化 NFTとは何か?
ビットコインのように数えられるものではなく、唯一無二ものものをブロックチェーン上で取り扱うNFTが、盛り上がりつつある。NFTとはどのようなものでどんな例があり、どんな可能性があるのだろうか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.