“ナメクジ事件”で話題の「大阪王将」への保健所検査、抜き打ちじゃなかった 理由は?(1/2 ページ)
中華料理チェーン店「大阪王将 仙台中田店」で「ナメクジが発生している」とSNS上に書き込まれたことを巡り、仙台市保健所が店舗側に事前に連絡した上で立ち入り検査をしていたことが分かった。
中華料理チェーン店「大阪王将 仙台中田店」(仙台市)で「ナメクジが発生している」とSNS上に書き込まれたことを巡り、仙台市保健所が店舗側に事前に連絡した上で立ち入り検査をしていたことが7月31日までに分かった。保健所側は今回の検査が抜き打ちで行われなかった理由について「検査日(7月25日)が店舗の休業日だったため」と説明している。
外部からの情報提供で把握 抜き打ち調査試みるも店は休業中
保健所によると、7月24日にツイッターでの告発が話題になったことから、翌25日朝に外部からの情報提供があったという。これを受け、同日午前10時30分頃に抜き打ちでの立ち入り検査をしようと現場となった店舗を訪問したものの、店舗は休業中だった。
このため、保健所は店舗の責任者に連絡。日程を調整し、責任者同席の下、同日午後1時から午後2時30分頃まで店舗内を検査した。検査を受けた大阪王将は、結果的にナメクジなどは発見されなかったものの「湿気の多い季節に外部からの侵入があったことが店舗からも報告された」と発表した。
これに加え、2019年10月12日から22年6月15日までの期間、店舗の屋外にて猫を飼育していたことが判明。同社が行う、外部機関による年1回の衛生検査では、検査当日に猫を他の場所へ移動をしていたとして「本部にて把握ができていなかった」としている。
仙台市保健所は立ち入り検査について「抜き打ち形式と事前連絡形式の両方をケースバイケースで実施している」と強調。休業中だったことから「今回はやむを得なかった」と話している。
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