熱中症対策にバナナがオススメなワケ 輸入販売元に聞く(4/4 ページ)
記録的な猛暑が続き、総務省消防庁が「熱中症警戒アラート」を出すなど熱中症リスクが高まっている。そうした中、対策の1つとしてバナナの摂取に注目が集まっている。バナナの輸入販売元に、ビジネスパーソンにオススメの保存方法や摂取方法などを聞いた。
朝と「おやつタイム」で1日2本消費を推奨
ただ、だからといってどんなものでも食べ過ぎはよくない。同部が推奨するのは1日2本。朝食以外で推奨しているのが昼食後のおやつタイムでの摂取だ。「茶色い星(シュガースポット)が出てきたら、冷蔵庫で冷やした『冷蔵バナナ』がオススメ。在宅勤務なら自宅の冷蔵庫で、オフィスワーカーで勤務先に冷蔵庫があれば、そこで冷やすといい。野菜室があれば、さらにいい」(同部)という。
「外回りが多い営業職なら、オフィスから営業に出る前に冷蔵庫でバナナを冷やしておき、帰社後食べるといい。職場に冷蔵庫がなければ、冷房の効いた室内など風通しがよい涼しい場所であれば常温保存でも大丈夫」と同部。冷蔵庫に入れる際は、低温障害を防ぐため、一房ごとにビニール袋や新聞紙で包むと、常温保存よりも若干日持ちするという。同社の公式Webサイトでは、バナナスタンドを使った方法などさまざまな保存方法を公開している。
同部は「バナナは簡単に食べられるので、何も食べないのではなく、朝にバナナ1本だけでも食べてから始業し、業務効率を上げてほしい」と“朝バナナ”を呼び掛けている。
バナナにはセロトニンなども含まれており、夜に食べるとエネルギー補給だけでなくリラックス効果もあり、睡眠を促す働きもある。8月となり、本格的な夏の暑さが到来すれば、日中だけでなく、夜間も暑さが続き、睡眠の質低下が懸念される。
バナナを効果的に摂取することで、業務効率を向上させるとともに、体調管理をしっかり行うことがビジネスパーソンには求められそうだ。
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