名作野球マンガとコラボ――甲子園球場100周年の記念事業がスタート:ドカベンやタッチなど9作品(1/2 ページ)
阪神甲子園球場は2024年8月、開場100周年を迎える。球場を運営する阪神電気鉄道(大阪市福島区)は、8月1日から「100周年記念事業」を始動すると発表した。名作野球マンガとのコラボ企画や、特別仕様のラッピングトレインの運行などを予定する。
阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、以下「甲子園」)は2024年8月、開場100周年を迎える。球場を運営する阪神電気鉄道(大阪市福島区)は、8月1日から「100周年記念事業」を始動。名作野球マンガとのコラボ企画や、特別仕様のラッピング列車の運行を始めた。
「KOSHIEN CLASSIC 〜感謝を、伝統を、次の100年へ〜」。そんなコンセプトのもと、国内外に野球の聖地としての甲子園の歴史と伝統を広めると同時に、次の100年に向けて次世代育成や環境保全にもつながる事業を進める。「最高峰のスポーツ・エンタテインメント」を誘致・開催するなど、野球に限らないスタジアムの新たな可能性を広げていくことで、「日本が世界に誇れる聖地」を目指すとしている。
記念事業のキービジュアルには、100周年を幅広い世代のファンと共有するため、甲子園にゆかりのある野球マンガ全9作品の協力を得て、各作品のキャラクターたちを描いたキービジュアルを作成した。
キービジュアルには、伝統を受け継ぎながら未来へ向けて成長する決意を込めた「KOSHIEN FOREVER」のワードに、各年代で愛された作品の主人公たちを通じて、思い出の中にある甲子園を呼び起こしてもらいたいという思いから、「記憶のどこかに、その聖地はある。」のフレーズを付している。
100周年記念ラッピングトレインも運行
同事業の一環として、8月1日から名作野球マンガのキャラクターや、甲子園の歴史を辿る数々の写真で車両を彩った「阪神甲子園球場100周年記念ラッピングトレイン」の運行を始めた。車内もマンガコラボ企画をポスターにした特別なギャラリー仕様にするなど、1編成だけの特別仕様となっている。
運行区間は阪神本線(大阪梅田〜元町)、神戸高速線(元町〜西代)だが、相互直通運転により山陽電鉄線(西代〜山陽姫路)でも運行する予定。編成数は1編成(6両・8000系車両)。
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